摂関政治時代

2012年12月01日

第23回 白河天皇(後三年の役)

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即位した貞仁親王が、後に院政を始めることになる白河天皇である。


後三条天皇とその生母である陽明門院は、白河天皇の異母弟に当たる実仁親王、更にその弟の輔仁親王に皇位を継がせる、即ち兄弟相続の意志を持ち、譲位時に実仁親王を皇太弟と定めた。


白河天皇はこれに反発したが、父、祖母が決めたことであるから、抗えなかった。



「どうして我が子が皇統を継げぬのだ。」



白河天皇は、藤原師実に愚痴を漏らした。



「後三条天皇の御遺言でございますれば、仕方が無いことと存じます。」


「別に実仁や輔仁に恨みは無いが、やはり我が子に皇統を継がせたいものじゃ。」


「ご心中、お察し申し上げます。」



関白と言えども、皇統については口出しできないのが、不文律であった。


師実は養女の賢子(源顕房の娘)を白河天皇に入内させると、賢子は天皇の寵愛を受け、さらに善仁親王を産んだ。


師実は、白河天皇と賢子の間に生まれた善仁親王への皇位継承を望み、協調することで、摂関、藤氏長者、さらに太政大臣である信長を差し置いての一上獲得に成功した。

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sunwu at 19:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年11月30日

第22回 後三条天皇(後三条天皇の親政)

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「長かった。」


「はい。亡き養父も草葉の陰で喜んでございましょう。」


「能信には、本当に世話になった。能長よ、そなたの養父の遺徳は、決して忘れはせぬぞ。」


「そのように申して頂いて光栄です。」



後三条天皇は、頼通引退後、上東門院彰子の推挙で弟の教通を関白にした。


しかし、反摂関家の急先鋒で東宮時代の天皇を庇護していた故能信の養子の藤原能長や、村上源氏の源師房や源経長等を登用することにより摂関家の政権独占打破を図り、大江匡房や藤原実政等の下級役人などを登用して、積極的に親政を行った。



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sunwu at 17:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年11月29日

第21回 源 頼義(前九年の役)

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ある時、源頼義が鎮守府から国府に戻る為に阿久利川の河畔に野営していると、密使が急を告げた。



「ご注進。」


「如何した。」


「藤原光貞殿と元貞殿が野営していたところ、夜討ちに遭い、多くの人馬が殺害されたとのことです。」


「何、直ぐに光貞を呼べ。」


「はっ。」



暫くして光貞がやってきた。



「光貞、夜討ちに心当たりは無いのか。」


「心当たりと言えば、以前に安倍貞任が私の妹と結婚したいと申し出て来ましたが、私は安倍氏のような賤しい一族には妹はやれないと断りました。心当たりと言えば、これ以外はありません。」


「よし、わかった。」

 


そこで怒った源頼義が安倍貞任を呼び出したところ、父安倍頼時は貞任の出頭を拒否した。


このため、再び安倍氏は、頼義の挑発に乗る形で、朝廷との戦いに突入した。


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sunwu at 19:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年11月28日

第20回 藤原頼通(摂関政治の暗転)

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「姉上、藤原氏の家督を、子の師実に譲りたいのですが・・・・。」



頼通は、姉である上東門院彰子に相談する。



「それはなりませぬ。亡き父上のお考えは、五弟の教通に譲ることであったはずです。」


「それは、心得ております。しかし、私も人の親。子に継がせとうございます。」


「ならば、亡き父上のお気持ちもわかるでしょう。」


「はぁ。」



力なく頼通は頷く。



「教通に関白職を譲りなさい。そのときに、次代の関白は師実にと約束させれば良いのです。」


「わかりました。姉上の仰せに従います。」



こうして頼通は、関白職を同母弟の教通に譲った。

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sunwu at 18:21|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年11月27日

第19回 平忠常(平忠常の乱)

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「殿。」


「どうした。」


「国司の平惟忠殿より税を納めよと再三にわたり書状が来ております。」


「無視しろ。」



酒を飲みながら忠常は、吐き捨てるように言った。


平高望の四男良文は下総国相馬郡を本拠にし、子の忠頼、孫の忠常の三代に渡り関東で勢力を伸ばしていた。



忠常は上総国、下総国、常陸国に父祖以来の広大な荘園を有し、傍若無人に振る舞い、国司の命に服さず納税の義務も果たさないでいた。


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sunwu at 15:17|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
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